神山民家改修プロジェクト
2014-2020
徳島県の中山間地域にある神山町で取り組む、「まちを将来世代につなぐプロジェクト」では、7 つの領域「すまいづくり」「ひとづくり」「しごとづくり」「循環の仕組みづくり」「安心な暮らしづくり」「関係づくり」の「見える化」を目指し、複数のプロジェクトが領域を横断しながら重層的に進められています。
町とNPO が協働する組織「神山つなぐ公社」は民家を地域の資本と捉え、移住者向けの「住みはじめ住宅」をつくろるプロジェクトを立ち上げました。2016 年1 月から民家改修アドバイザーとして代表片岡が関わり、町内の若手大工や職人、デザイナーからなる工務チームづくり、地元材や古民家から出た古材や廃材などのクリエイティブリユースなどを盛り込みながら、2 件の民家の再生の設計・監理をココロエで行いました。
【西分の家 】
地域との接点となりうる場として、地域の方も使えるパブリックスペース「共有サロンとキッチン」を持つ複合的なシェアハウス。建物の規模も大きいことから、子育て世代、単身者、カップルなど多様な家族構成を想定した個室と住人専用のキッチンも併設しています。
【寄井の家 】
寄井座という地域に親しみのある芝居小屋の表通りに位置し、軒を揃えた⾧屋が続くエリアの建物。バス停の前のそばという立地を生かし、小さい店舗と裏庭から入る「住みはじめ住宅」のコンプレックス。環
境負荷の少ない暖房設備「ペチカ」も導入しています。